歴史ある日本文学。貴重な文化である
日本文学書の中でも特に読むべき本をご紹介いたします。

読んでおくべき日本の文豪1

現代の小説は、若者でも読みやすい文体で書かれているものが多く、表現や描写も読み取りやすいです。
そのため、昔からの有名な文学者の作品を読んでも、今の作品に慣れていると難しく感じてしまうかもしれません。
しかし、昔から今までずっと読まれ続けているということにはそれなりの理由があるもので、難しそうという理由だけで読まないことは非常にもったいないことです。
そこで、まずは導入として有名で比較的読みやすい作品を選ぶことから始めてみましょう。

夏目漱石

まずは、言わずと知れた日本文学界の至宝、夏目漱石です。
代表作としては「坊っちゃん」「我輩は猫である」などが挙げられます。
また、漱石の三部作「三四郎」「それから」「門」も有名で、今回はこの中の「三四郎」を簡単にピックアップします。明治末期の話で、主人公である三四郎は、夢と希望を持ち地方から都会へと出てきます。
そこでとある女性と出会い、仕事や遊び、恋愛をバランスよく保ちながら生活できることこそが理想郷であると考えます。
その中で三四郎は、様々な経験を通して成長していきますが、多くのことで悩み、苦しむことになります。
それでも三四郎は必死に、この世の中の自分について、考えにふける毎日を過ごしていきます。
これは一見するとどのジャンルに属するか分からないですが、読者の見解によって変化するとも言えます。
小説初心者でも読みやすく、夏目漱石の作品を読む導入にもなるので、ぜひ読んでみましょう。

谷崎潤一郎

次に読んでおきたい有名文学者は、谷崎潤一郎です。
谷崎潤一郎は、日本だけでなく海外からも高い評価を受けており、独特の感性や表現力の豊かさなど、特筆すべき点は山ほどあります。
谷崎潤一郎の作品でぜひ読んでおきたいのは、一番の代表作である「細雪」です。
この作品は夏目漱石の「三四郎」よりは少し小説慣れしている人向けですが、それでも比較的読みやすい作品とされています。
非常に簡単ですが、内容に触れていきます。
舞台は昭和10年代の大阪、兵庫の船場、芦屋であり、そこの四姉妹の人間模様や時代の移り変わりを巡る話です。
その四姉妹のうち一人の見合い話から物語は始まり、あれよあれよとその作品に吸い込まれる感覚に陥るでしょう。
遥か昔から受け継がれる日本の文化や風情の儚さや美しさを読み取ることができ、読者の心の奥深くに刻まれるような作品になっています。

昔の作品は、現代の人が忘れてしまった思いを甦らせてくれます。ぜひ積極的に読んでみましょう。

↑ PAGE TOP