歴史ある日本文学。貴重な文化である
日本文学書の中でも特に読むべき本をご紹介いたします。

さまざまな文学賞

文学賞は、純文学、大衆小説、推理小説、SF、歴史小説など多岐にわたる種類の中から選ばれる賞で、 その中でもとても有名な芥川賞、直木賞、三島由紀夫賞について、共通点、違いなどについて説明します。

芥川賞

芥川賞とは、大正時代を代表する純文学作家の芥川龍之介の業績を記念して、友人であった菊池寛が昭和10年に制定しました。正式名称は、芥川龍之介賞で、作家自身におくられます。 この賞の対象者は無名、または新人作家で、各新聞や雑誌((同人雑誌を含む)に発表した純文学短編または中編作品の中から最も優秀なものにおくられる賞のことで、毎年上半期と下半期の年2回、選考があります。 選考会では、日本文学振興会が数ある中から80作品ほどの作品に絞り、その中から、予備選考委員会が5作品ほどに絞り込みます。最終選考会では9人の選考委員によって審議され多数決で決定されます。 対象者は無名、新人作家となっていますが、有名作家や、他の賞を受賞したことがある作家が受賞したこともあるので、 新人以外にも受賞できる賞であるといえます。

直木賞

直木賞とは、時代小説家の直木三十五の業績を記念して、芥川賞と同様、菊池寛が昭和10年に制定しました。 正式名称は直木三十五賞で、作家が作った作品自体におくられます。 直木賞の対象者は無名、新人、中堅作家で、各新聞、雑誌(同人雑誌を含む)あるいは、単行本として発表された短編及び長編の大衆文芸作品の中から最も優秀なものおくられる賞のことで、毎年、上半期と下半期の年2回選考があります。 選考会では、日本文学振興会が、数ある作品の中から80作品ほどの作品に絞り、その中から、予備選考委員会が5作品ほどに絞り込みます。最終選考会では9人または11人の選考委員によって審議され多数決で決定されます。

三島由紀夫賞

三島由紀夫賞とは、作家の三島由紀夫の業績を記念して、新潮社の新潮文芸振興会が主催する文学賞のことです。 もともと、三島由紀夫は新潮社と付き合いが深く、新潮社が芥川賞や直木賞と同種のカテゴリーを要求しつつ新しい才能を発掘するべき打ち出したのがこの三島由紀夫賞です。 三島由紀夫没17年後の昭和62年に創設され、昭和63年に選考、授与が開始されました。 三島由紀夫賞の対象は、小説、評論、詩歌、戯曲の文学の前途を拓く新鋭の作品一篇に授与するとしています。 芥川賞に比べ、純文学以外のジャンル出身作家からの受賞があります。 また、中堅作家、大家が受賞することもあります。

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